VS 福岡戦(2022年度最終節) 感想

安定の引分でした。

 

今年の浦和を象徴する試合となったというのが率直な感想です。

残留争いをしている下位チームに大勝はおろか勝つこともできなかった。

 

リカルド監督には自分たちのスタイルの確立をもう少し目指して欲しかった。

結果的に彼とは今期で終了という事になった。

 

浦和はどういうサッカーを目指し、それを確立させていくのか。フロントの

覚悟が問われます。

現在のJを見ていると、川崎、横浜がしっかりとしたものを確立している感じです。

特に川崎は風間監督による4年間でしっかり土台を築き上げ、鬼木監督が昇華している

印象です。

これがアカデミーにも波及しており、良い人材がトップチームに来ています。

それと比較すると若干弱いのが横浜。こちらはシティグループによる恩恵が大きいと

感じます。こちらもモンバエルツ監督による土台があり、ポステコグルー、

マスカットの両監督によって昇華されています。

 

また、広島、鳥栖C大阪は育成型のチームのイメージで、優秀なアカデミー出身者が

トップチームに上がっていてチームを助けている印象があります。

 

これらの5チームと比較して浦和はどうかというと、全くできていない。

ほぼ2年に一度監督を交替し、方針変更。スクラップ&ビルドしかしていません。

これではリーグ優勝できるわけもなく、瞬間的な力が求められるカップ戦のみ

結果が出ているのも理解できます。

 

チームのスタイルというのは一朝一夕ではできません。サポーターを含め4-5年、

臥薪嘗胆する覚悟が必要と思います。

 

これから発表があるでしょう、来期監督と今年の総括を楽しみに待ちます。